猿島館の殺人
2003年2月11日折原一を久々に読みました。
もともと折原さんは叙述トリックの第一人者なので注意して読みましたが今回はちょっと装いが異なっていました。なんというか肩透かしを食らいました。読み物としては面白かったのですが、もう少し伏線が欲しいというかひねりが少ないというか。
自分ではかけないくせに勝手なこと言ってますね・
僕。でも期待度が大きかったのでついつい書いてしまいました。辛らつですかね?
ということで読み物を求めている人にはお勧めです。
面白いのは面白いですよ。
ただし純粋にミステリと思うと落胆するかもです。
もともと折原さんは叙述トリックの第一人者なので注意して読みましたが今回はちょっと装いが異なっていました。なんというか肩透かしを食らいました。読み物としては面白かったのですが、もう少し伏線が欲しいというかひねりが少ないというか。
自分ではかけないくせに勝手なこと言ってますね・
僕。でも期待度が大きかったのでついつい書いてしまいました。辛らつですかね?
ということで読み物を求めている人にはお勧めです。
面白いのは面白いですよ。
ただし純粋にミステリと思うと落胆するかもです。
黄金を抱いて翔べ
2003年2月3日高村薫です。
一体全体この物語の結論はどうなるのだろう。
最後まで気を抜けない作品でした。
T・R・Yほどのスピード感はありませんでしたがそれがまた重厚な仕上がりになっており全然退屈しませんでした。ただ活字嫌いの人のミステリデビュー作品にはおすすめしません。
しかしいつかは読んで欲しい逸品です。
とある人物の最期には泣けます。
これこそどうして映画化されないのか不思議な作品。脚本家の演出など要りません。
原作どおり作成していただければそのままよい映画になることでしょう。
一体全体この物語の結論はどうなるのだろう。
最後まで気を抜けない作品でした。
T・R・Yほどのスピード感はありませんでしたがそれがまた重厚な仕上がりになっており全然退屈しませんでした。ただ活字嫌いの人のミステリデビュー作品にはおすすめしません。
しかしいつかは読んで欲しい逸品です。
とある人物の最期には泣けます。
これこそどうして映画化されないのか不思議な作品。脚本家の演出など要りません。
原作どおり作成していただければそのままよい映画になることでしょう。
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T・R・Y
2002年12月12日映画化されるからではないですが井上尚登の「T・R・Y」を読みました。
かなりじっくりと話は進み後半の一気の寄り切り!かなり面白かったのです。
もっともっと後半も詳しく書き込んでほしかった気もしますがそうなるとかなりの分量の作品になってしまうのでこれでよいのかな?
エンディングは映画化されることを予想したかのようなエンディングです。
女性は偉大だね!
映画のタイタニックを見たときも感動というより女性の偉大さを感じましたが今回もですね。
ではでは、次回は宮部みゆき「R・P・G」
かなりじっくりと話は進み後半の一気の寄り切り!かなり面白かったのです。
もっともっと後半も詳しく書き込んでほしかった気もしますがそうなるとかなりの分量の作品になってしまうのでこれでよいのかな?
エンディングは映画化されることを予想したかのようなエンディングです。
女性は偉大だね!
映画のタイタニックを見たときも感動というより女性の偉大さを感じましたが今回もですね。
ではでは、次回は宮部みゆき「R・P・G」
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光の帝国
2002年12月8日恩田陸さんの光の帝国を読みきりました。
読みきったと言っても連作短編集なのでちまちまと読んでいたのですが。。。
とにかく心の中に不満足という文字があふれます。なぜって?
それは彼女の長編を読んでいないからなのです。どうも外伝ぽい印象を受けました。過去の彼女の作品を読んでいないとうまくつながらないんですよね。だから長編を読みたくなるという点でちょっと不満足かなあ。最初に読んだ彼女の作品「PUZZLE」がかなりよかったのでなんともいえない気分です。どんどん最近の本だけでなく彼女の初期の作品にも手を伸ばせばきっと今回のの作品のよさが見えてくるのかな?
読みきったと言っても連作短編集なのでちまちまと読んでいたのですが。。。
とにかく心の中に不満足という文字があふれます。なぜって?
それは彼女の長編を読んでいないからなのです。どうも外伝ぽい印象を受けました。過去の彼女の作品を読んでいないとうまくつながらないんですよね。だから長編を読みたくなるという点でちょっと不満足かなあ。最初に読んだ彼女の作品「PUZZLE」がかなりよかったのでなんともいえない気分です。どんどん最近の本だけでなく彼女の初期の作品にも手を伸ばせばきっと今回のの作品のよさが見えてくるのかな?
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サクラ大戦
2002年12月7日サクラ大戦(あかほりさとる著)は、ゲームもやったことないんですよね。もともとゲームからスタートしたはずなんですが。ドリキャスもっていないからですね。さて内容ですが流石に小中学生向きに書かれてあって正直読み応えとか、深みはあまりないかなあ。というのが正直な感想。でも楽しめたことにはちがいなく全4冊一日で読みきっているからなあ。それとも僕の頭脳が小中学生並み?なんてね。設定は荒又宏の「帝都」に似てました。まあ断然荒又さんのほうが読み応えはありますが。なんとなくもう一度「帝都」や「幻魔大戦」を読み返したくなる作品でした。
果てなき流れの果てに
2002年9月8日小松左京のSF全盛時の作品を読みました。
時間軸の流れが速いので非常に複雑に感じました。
自分自身の価値観の中の人間の存在意義に大きな楔を打ち込まれたような気がします。
ともすれば収拾のつきにくい設定ながらエンディングまで落とし込む技量はさすがという他ありません。少々強引な気もしますがよいのではないでしょうか。一読に値する作品です。
時間軸の流れが速いので非常に複雑に感じました。
自分自身の価値観の中の人間の存在意義に大きな楔を打ち込まれたような気がします。
ともすれば収拾のつきにくい設定ながらエンディングまで落とし込む技量はさすがという他ありません。少々強引な気もしますがよいのではないでしょうか。一読に値する作品です。
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僕の推理とあの子の理屈
2002年9月7日読み物としては非常に読みやすく面白い作品でしたが肝心のトリックについての伏線が一切なかったことは本格という位置付けでは不親切な作品であったことは否めません。
特に背景にある主人公と母親との確執が最後になくなるまでの主人公の心の移り変わりがまったくといっていいほど描かれていなかったのは残念でした。深みに書ける作品であったことは間違いありません。
特に背景にある主人公と母親との確執が最後になくなるまでの主人公の心の移り変わりがまったくといっていいほど描かれていなかったのは残念でした。深みに書ける作品であったことは間違いありません。
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原罪の庭
2002年9月6日1ヶ月ぶりに篠田真由美に帰ってきました。
第一部の最後の作品というにふさわしい作品でした。少々のトリックの奇抜さはおいておいて作品全体を包み込む悲哀に心打たれます。
自分が小さい頃に何を求め今自分が何を家族に求めているのかそして家族から何を求められているのか。考えさせられる逸品です。
第一部の最後の作品というにふさわしい作品でした。少々のトリックの奇抜さはおいておいて作品全体を包み込む悲哀に心打たれます。
自分が小さい頃に何を求め今自分が何を家族に求めているのかそして家族から何を求められているのか。考えさせられる逸品です。
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まほろ市の殺人 夏
2002年9月5日安孫子武丸さんの作品です。
まほろ市(全部で4作品)シリーズの夏です。
読み物としては面白かったと思います。
特にどんでん返しは著者らしいものを感じました。
ただそれゆえに安孫子さんのファンの僕としては最後の顛末が読めてしまう悲しさもありました。水準以上は感じますが、本格好きの僕としては謎解きや伏線にかなりの不満を感じてしまう作品でした。
まほろ市(全部で4作品)シリーズの夏です。
読み物としては面白かったと思います。
特にどんでん返しは著者らしいものを感じました。
ただそれゆえに安孫子さんのファンの僕としては最後の顛末が読めてしまう悲しさもありました。水準以上は感じますが、本格好きの僕としては謎解きや伏線にかなりの不満を感じてしまう作品でした。
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Cの福音
2002年7月25日楡周平のデビュー作です。
物語性では「猛禽の宴」の方がありましたが、どきどきハラハラの連続でした。僕は読む順序が逆になりましたが、最初から読むと消化不良を起こして詠み終えた次の日には「猛禽の宴」を手にしていることでしょう。それにしてもデビュー作でここまで書けるのは素晴らしいことです。僕も有り余る才能を活かしたいなあ。(すみません、そんなものありませんね)
物語性では「猛禽の宴」の方がありましたが、どきどきハラハラの連続でした。僕は読む順序が逆になりましたが、最初から読むと消化不良を起こして詠み終えた次の日には「猛禽の宴」を手にしていることでしょう。それにしてもデビュー作でここまで書けるのは素晴らしいことです。僕も有り余る才能を活かしたいなあ。(すみません、そんなものありませんね)
幽霊刑事読了!!
2002年7月20日またもや涙してしまいました。
こんなに涙腺弱かったかな?
途中まではコミカルな部分もあり楽しく読み進めていったのですがエンディングを迎えて涙が出てきました。重くなりそうな部分を軽くあっさりと書いていましたが、その分自分の心のなかでいろんなことを考えてしまいました。設定が「ゴースト〜ニューヨークの幻」に似ていると友人は言ってましたがあの映画であまり感動できなかった僕がこの本で涙したのですからそのつもりで皆様読んでください。
こんなに涙腺弱かったかな?
途中まではコミカルな部分もあり楽しく読み進めていったのですがエンディングを迎えて涙が出てきました。重くなりそうな部分を軽くあっさりと書いていましたが、その分自分の心のなかでいろんなことを考えてしまいました。設定が「ゴースト〜ニューヨークの幻」に似ていると友人は言ってましたがあの映画であまり感動できなかった僕がこの本で涙したのですからそのつもりで皆様読んでください。
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山伏地蔵坊
2002年7月18日有栖川有栖の「山伏地蔵坊の放浪」読み終えました。短編集でしたが毎回謎を登場人物と一緒に考える楽しさがたまりませんでした。残念ながら自分の推理があたったことはなかったけれど楽しめました。続けて有栖川有栖を読むことにしましたよ。「幽霊刑事」どんな話かな?確か発刊された年のどこかのミステリランキングでも上位に上っていたような??
「灰色の砦」読了
2002年7月17日なぜに涙が止まらないのでしょう。
久し振りに読んでいる途中から涙ぐんでしまい読了後はしばらく放心状態です。
こんなに高品質の作品をなにゆえ連続で書ききれるのかが不思議です。
僕自身の蒼い時代(そんな歌が中島みゆきにありましたよね)を思い出すには充分でした。
浪人時代の寮生活。
大学のサークル生活。
変な時代がかった結束をよかれとして何かを守ろうとして守るべきものなど何も無い事に気づく。
う〜ん、しばらく篠田真由美は中断しよう。
次回は有栖川有栖にするつもりです。
久し振りに読んでいる途中から涙ぐんでしまい読了後はしばらく放心状態です。
こんなに高品質の作品をなにゆえ連続で書ききれるのかが不思議です。
僕自身の蒼い時代(そんな歌が中島みゆきにありましたよね)を思い出すには充分でした。
浪人時代の寮生活。
大学のサークル生活。
変な時代がかった結束をよかれとして何かを守ろうとして守るべきものなど何も無い事に気づく。
う〜ん、しばらく篠田真由美は中断しよう。
次回は有栖川有栖にするつもりです。
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「翡翠の城」読了
2002年7月15日「翡翠の城」篠田真由美を読み終えました。
建築探偵桜井京介シリーズの第三弾です。
第二作「玄い女神」であまり建築様式のうんちくが少なかったのでかなり不満だったのですが、今回は納得です。しかも名脇役「蒼」も大活躍。
エンディングを考えてもここまででこのシリーズの第一期と名づけてもよいかもしれません。(第4作を読んでこの意見がひっくり返ったらごめんなさい)ぜひぜひ3作品「未明の家」「玄い女神」「翡翠の城」をお読みください。さすれば某少年雑誌の探偵ものの作品のキャラ設定が「ぱ○り」に近いことも判明です。。ではでは、次回は「灰色の砦」篠田真由美です。お楽しみに。
建築探偵桜井京介シリーズの第三弾です。
第二作「玄い女神」であまり建築様式のうんちくが少なかったのでかなり不満だったのですが、今回は納得です。しかも名脇役「蒼」も大活躍。
エンディングを考えてもここまででこのシリーズの第一期と名づけてもよいかもしれません。(第4作を読んでこの意見がひっくり返ったらごめんなさい)ぜひぜひ3作品「未明の家」「玄い女神」「翡翠の城」をお読みください。さすれば某少年雑誌の探偵ものの作品のキャラ設定が「ぱ○り」に近いことも判明です。。ではでは、次回は「灰色の砦」篠田真由美です。お楽しみに。
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仮借なき明日読了
2002年7月12日佐々木譲の「仮借なき明日」を読み終えました。
ストーリー展開は非常に分かりやすいのですがなかなかスマートに進んでいくのが読んでいて心地よかったことは確かです。エンディングも秀逸ですね。まだ冒険小説やハードボイルドになれていない人はぜひ読んでみて欲しい。「ベルリン飛行指令」には及ばないにしても読みやすさは、かなり評価できます。戦闘シーンが特にスマートかな?泥臭くなくてよいかもです。
ストーリー展開は非常に分かりやすいのですがなかなかスマートに進んでいくのが読んでいて心地よかったことは確かです。エンディングも秀逸ですね。まだ冒険小説やハードボイルドになれていない人はぜひ読んでみて欲しい。「ベルリン飛行指令」には及ばないにしても読みやすさは、かなり評価できます。戦闘シーンが特にスマートかな?泥臭くなくてよいかもです。
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ディプロトドンティア・マクロプス読了
2002年7月10日いつもの我孫子さんの作品とはかなり趣が異なってました。なんていうんでしょうか。論理性にかけるというか。。。楽しめる作品ではあったのですが、いにしえの赤川次郎作品群に近い展開で少々辟易したことも事実でしたね。どうも僕の中では人形シリーズや初期の「〜の殺人」シリーズが安孫子さんのイメージになっているようです。ということでこの本を読む人はいつもの安孫子さんのイメージで読み始めないことをおすすめします。次回は佐々木譲「仮借なき明日」です。冒険小説なので今度も読みきるのは早いぞう。ではでは。
パズル崩壊読了
2002年7月9日やったー。ようやくパズル崩壊読了。
ちょっぴり時間かかってしまいました。
やれやれです。
短編集でしたが「シャドウプレイ」「カットアウト」がよかったなあ。特にカットアウトは泣けましたね。おすすめかもしれません。
さて、次ですが前回「クリムゾンの迷宮」の話をしましたが、全然違うものを読んでます。
我孫子武丸さんです。
彼の作品もたくさん読んできたけど今回は探偵ものです。さて、いかがなものでしょうか。ちょっぴり赤川次郎っぽい展開なのです。
ブックレビューは近日公開ということで。
ちょっぴり時間かかってしまいました。
やれやれです。
短編集でしたが「シャドウプレイ」「カットアウト」がよかったなあ。特にカットアウトは泣けましたね。おすすめかもしれません。
さて、次ですが前回「クリムゾンの迷宮」の話をしましたが、全然違うものを読んでます。
我孫子武丸さんです。
彼の作品もたくさん読んできたけど今回は探偵ものです。さて、いかがなものでしょうか。ちょっぴり赤川次郎っぽい展開なのです。
ブックレビューは近日公開ということで。
クリムゾンの迷宮
2002年6月28日某所で「クリムゾンの迷宮」を呼んだ感想が掲載されていたので興味深々になった。
パズル崩壊もまだまだだし、高村薫も買ったままだし、う〜ん読む本がたまっていくなあ。最近電車でもなかなか読む元気ないしなあ。しかし、来週は出張週間!たくさん読めることを期待しつつ旅に出るのだ!
パズル崩壊もまだまだだし、高村薫も買ったままだし、う〜ん読む本がたまっていくなあ。最近電車でもなかなか読む元気ないしなあ。しかし、来週は出張週間!たくさん読めることを期待しつつ旅に出るのだ!
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HP移転
2002年6月26日HP移転のお知らせをしたのですがみんな来てくれるかなあ。というか自分が不義理してきたのであまり期待してはいけません。それはそうと最近止まりがちのミステリ日記。最近電車がこみこみなのでなかなか読めないんだよねえ。西澤保彦は読了しましたが、パズル崩壊はまだまだ先が長そうです。がむばらなければ!!
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西澤保彦
2002年6月8日「七回死んだ男」を読み始めた。
相変わらずのSF仕立ての設定です。
しか〜しそんなことにはだまされず論理だけで推し進めて犯人を考えると誓う僕でした。
今週は日記サボりまくりでした。
...... ( 〃..)ノ ハンセイ
相変わらずのSF仕立ての設定です。
しか〜しそんなことにはだまされず論理だけで推し進めて犯人を考えると誓う僕でした。
今週は日記サボりまくりでした。
...... ( 〃..)ノ ハンセイ
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